2014/2/26

総合・マクロ

中東欧景況感の悪化続く

この記事の要約

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)とオーストリアのエルステ銀行が共同でまとめた2月の中東欧・トルコ銀行景況感指数は9.0となり、2012年12月以来の最低水準となった。 1月の17.6ポイント減に続き、2月も10.9 […]

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)とオーストリアのエルステ銀行が共同でまとめた2月の中東欧・トルコ銀行景況感指数は9.0となり、2012年12月以来の最低水準となった。

1月の17.6ポイント減に続き、2月も10.9ポイント低下した。国別では、クロアチアが12年9月以来の低水準。トルコも、汚職問題による政情不安で極端な落ち込みを示した1月とほぼ同じだった。これは11年12月以来で最低の水準だ。

現状判断指数は全体で2.8ポイント減のマイナス5.7に落ち込んだ。トルコで10ポイント減少したのを、他の国が補った形だ。

中東欧・トルコ銀行景況感指数は、ZEWとエルステ銀がブルガリア、クロアチア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、セルビア、スロバキア、スロベニア、トルコの10カ国を対象に、各国の金融市場専門家の景況判断を集計して毎月発表している。

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