東洋鋼鈑は2月28日、トルコの製鋼会社トスヤル・ホールディングと合弁で同国内に鋼板工場を建設すると発表した。同国における冷延鋼板、表面処理鋼板の需要増加を見込んで投資を決定した。
工場は地中海に近いトルコ南部のオスマニエに建設する。総投資額は約4億米ドル。年産能力は73万トンで、2016年の稼働を予定している。
東洋鋼鈑は昨年2月にトスヤルと提携で合意。4月に出資比率49対51の合弁会社トスヤル・トーヨーを設立し、市場調査・事業化調査を進めてきた。
日本市場は縮小が予想されており、東洋鋼鈑ではトルコ工場をグローバル展開の足掛かりとして国外事業を拡大する意向だ。