2014/3/5

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコで消費者信頼感が悪化、4年ぶりの低水準に

この記事の要約

トルコ統計局が2月27日発表した2月の消費者信頼感指数は前月比3.2ポイント減の69.2となり、2010年3月以来で最低に落ち込んだ。3カ月連続の低下で、1年4カ月ぶりに70を割り込んだ。汚職事件に端を発する政情不安や、 […]

トルコ統計局が2月27日発表した2月の消費者信頼感指数は前月比3.2ポイント減の69.2となり、2010年3月以来で最低に落ち込んだ。3カ月連続の低下で、1年4カ月ぶりに70を割り込んだ。汚職事件に端を発する政情不安や、金融引き締めが影を落としている。

信頼感指数を構成する4つの指数すべてが悪化した。今後12カ月間の一般的な経済状況に関する期待指数は前月から3.6ポイント下がり90.4となった。今後12カ間の失業率に対する期待指数は前月比2.2ポイント減の75.8に、金銭的余裕に関する期待指数も3.5ポイント減の88.8に、それぞれ低下した。今後12カ月間の資産形成(貯金)の可能性を示す指数は、前月比3.9ポイント減の22に落ち込んだ。

消費者信頼感指数は消費者の声を基にした経済指数で、個人消費との連動性が高いことで知られる。個人消費はトルコ国内総生産(GDP)の約7割を占める。(東欧経済ニュース1月29日号「トルコ中銀、大幅利上げ」、2月5日号「トルコ、1月の消費者信頼感指数は72.4」を参照)

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