中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2014/3/26

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリア、世界最長級の道路トンネル建設へ

この記事の要約

ブルガリアで世界最長クラスの道路トンネルの建設が計画されている。首都ソフィア近郊ペルニクからギリシャ国境を結ぶストルマ高速道路のブラゴエフグラド~サンダンスキ区間(65キロメートル)にあるクレスナ渓谷に建設されるもので、 […]

ブルガリアで世界最長クラスの道路トンネルの建設が計画されている。首都ソフィア近郊ペルニクからギリシャ国境を結ぶストルマ高速道路のブラゴエフグラド~サンダンスキ区間(65キロメートル)にあるクレスナ渓谷に建設されるもので、全長は15キロメートル。クレスナ渓谷は国内有数の景勝地であり、その景観を保護するためトンネルは地下30メートルに掘削される。

ストルマ高速道路は総延長が約150キロで、汎ヨーロッパ交通回廊IVの一環として整備される。ドルナ・ディカニャ~ドゥプニツァ(17キロ)、ドゥプニツァ~ブラゴエフグラド(37キロ)、ブラゴエフグラド~サンダンスキ、サンダンスキ~クラタ(15キロ)の4区間で整備が進められており、ドルナ・ディカニャ~ドゥプニツァ区間は昨年夏に完成し、サンダンスキ~クラタ区間が建設中だ。ブラゴエフグラド~サンダンスキ区間は今年半ばから建設がスタートする。テルツィエバ地域開発相によると、同区間の制限時速は120キロ、総工費は17億レフを見込んでいる。

(1GBN=71.83JPY)