欧州復興開発銀行(EBRD)は17日、グルジア・ラリ建債券を発行したと発表した。同国の資本市場の発展を促すのが狙い。国際金融機関によってラリ建債券が発行されたのはこれが初めて。
国内最大手銀行グルジア銀行傘下のJSC BGキャピタルと大手銀行TBCバンクが共同主幹事を務め、5,000万ラリ(2,070万ユーロ)相当の2年債を発行した。EBRDのコーカサス・モルドバ・ベラルーシ担当責任者であるバルヴァネラ氏は、「グルジアの資本市場にとって重要なステップだ」と強調。グルジア企業は現地通貨で長期資金調達がしやすくなるとの見方を示した。
EBRDは先月、グルジアの隣国アルメニアでも初の現地通貨建債券を発行している。