2014/4/9

総合・マクロ

バルト海東岸港、1-2月期の貨物取扱量1.8%増

この記事の要約

バルト海東岸港の2014年1-2月期貨物取扱量は5,868万9,600トンとなり、前年同期から1.84%拡大した。うちロシアが3,358万トンで全体の57.2%を占めた。ラトビアは1,191万トン(22.6%)、リトアニ […]

バルト海東岸港の2014年1-2月期貨物取扱量は5,868万9,600トンとなり、前年同期から1.84%拡大した。うちロシアが3,358万トンで全体の57.2%を占めた。ラトビアは1,191万トン(22.6%)、リトアニアは647万トン(11%)、エストニアは538万トン(9.2%)だった。

港別では、ロシア政府が開発に取り組む、エストニア国境近くのウスチ・ルーガ港が29.7%増加し、プリモルスク港を抜いて1位に躍り出た。主力貨物の原油・石油製品が40%近く伸びてけん引した。石炭も7.6%増加した。

1-2月期のバルト海東岸港のコンテナ取扱量は62万7,967TEU(20フィートコンテナ換算)で、前年同期から5.9%増加した。国別ではロシアが45万5,224トンで72.5%を占めた。ウスチ・ルーガ港の整備が進み、取扱量が3.6倍の1万7,123トンに急増したことが大きな要因だ。(「目で見る東欧・CIS経済」を参照)