信用保険国際大手コファスがこのほど発表したポーランドの2014年1-3月期の企業倒産件数は前年同期比15%減の178社で、2011年以降で最低の水準となった。ただ、金融危機ぼっ発前の08年第1四半期と比べると、8割上回る水準という。
倒産企業の業種別シェアは、製造業が29%(4ポイント減)、建設業が18%(3.4ポイント減)にそれぞれ低下した一方、小売業は23%から29%に拡大した。
コファスは、国内経済が回復し個人消費も上向いていることが倒産件数減少につながったと分析する。今年の経済成長率が2.9%に達するとの予測に立ち、ウクライナ情勢悪化など国内外の経済を脅かす事態が起こらない限り、企業倒産は6~8%減少すると推算している。昨年の倒産件数は926件だった。