2014/4/9

ポーランド

ポーランド化学最大手、ナイロン6生産へ

この記事の要約

ポーランド化学最大手のアゾティ・タルヌフが、3億2,000万ズロチ(7,700万ユーロ)を投じて、タルノフ本社工場にナイロン6生産設備を新設する。年産能力は8万トン。利ざやの大きい製品の生産に乗り出し、収益向上を図る。 […]

ポーランド化学最大手のアゾティ・タルヌフが、3億2,000万ズロチ(7,700万ユーロ)を投じて、タルノフ本社工場にナイロン6生産設備を新設する。年産能力は8万トン。利ざやの大きい製品の生産に乗り出し、収益向上を図る。

同社は人工樹脂部門では下流事業に手を広げ、高品位樹脂の生産を拡大する方針。これに基づき、今回の投資を決定した。アゾティはナイロン6の原料であるカプロラクタムを扱っているが、価格が下がり、現時点では赤字販売を余儀なくされている。この状況を打開するため、社内でナイロン6を生産し、付加価値をつけて市場に供給する。

アゾティでは他に、1億4,100万ズロチをかけて肥料の造粒設備を設置することも計画している。