2014/4/16

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

スロベニア中銀、成長見通しを大幅上方修正

この記事の要約

スロベニア中銀のスロベニア銀行は8日、今年の成長見通しを前回発表のマイナス0.7%からプラス0.6%に上方修正したと発表した。2015年はプラス1.4%、16年は1.7%を予想している。 スロベニア銀行のデラコルダ分析課 […]

スロベニア中銀のスロベニア銀行は8日、今年の成長見通しを前回発表のマイナス0.7%からプラス0.6%に上方修正したと発表した。2015年はプラス1.4%、16年は1.7%を予想している。

スロベニア銀行のデラコルダ分析課長は上方修正の理由として、国際的な経済環境が好転していることや13年第4四半期の成長率が予想を上回ったこと、景況感や消費者信頼感が上向いていることなどを挙げた。

一方、政府系シンクタンクのマクロ経済分析発展研究所(UMAR)は、14年が0.5%、15年が1.3%と中銀と比べ保守的な成長見通しを示している。ただ、中銀もUMARも、景気回復を支えるのは輸出であるという認識で一致している。中銀によると、輸出の伸びは14年が2.8%、15年が4.6%、16年は5.1%に加速する見通しだ。

なお、国際通貨基金(IMF)も7日発表した最新経済見通しで、スロベニアの今年の成長率予想を前回発表のマイナス1.1%から0.3%のプラスに上方修正している。