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2014/4/16

ロシア

ロシア新車販売、3月は前年並み

この記事の要約

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2014年3月の国内新車販売(乗用車・小型商用車)は、ほぼ前年並み(890台減)の24万3,335台にとどまった。1-3月の累計は前年同期比2%減の60万2,523台だった […]

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2014年3月の国内新車販売(乗用車・小型商用車)は、ほぼ前年並み(890台減)の24万3,335台にとどまった。1-3月の累計は前年同期比2%減の60万2,523台だった。

3月のメーカー・ブランド別の販売台数は、国内自動車最大手アフトワズのラーダが前年同月比8%減の3万7,060台と低迷。2位の起亜は7%増の1万7,787台と好調だった。3位は日産で26%増の1万7,535と大幅な伸びを示した。4位のルノーは8%減の1万6,637台にとどまった。5位は現代自動車で3%増の1万6,362台だった。

AEB自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は、「ロシアの乗用車市場は1年前に縮小期に入り2013年12月を除き前年実績を下回る傾向が続いていたが、ここ数カ月は減少に歯止めがかかり転換期が近いことを示唆していた」とコメント。また、「3月はついにこの転換期に達したように見えるが、これが持続的なものになるかは懐疑的だ」と述べ、先行き不透明感を示唆した。