2014/4/30

ポーランド

13年のリース企業売上高353億ズロチ、過去最高を更新

この記事の要約

ポーランドのリース業者連合会(ZPL)がこのほど発表した加盟企業の2013年の売上高は前年比13%増の353億ズロチ(84億ユーロ)となり、過去最高となった。これまでの最高は2008年の331億ズロチだった。 動産リース […]

ポーランドのリース業者連合会(ZPL)がこのほど発表した加盟企業の2013年の売上高は前年比13%増の353億ズロチ(84億ユーロ)となり、過去最高となった。これまでの最高は2008年の331億ズロチだった。

動産リースが前年比13.1%増の337億ズロチ、不動産リースが11.1%増の16億ズロチにそれぞれ拡大した。動産リースを分野別で見ると、自動車リースが22.9%増の207億ズロチに大幅に拡大した一方、機械・産業用機器は3.4%増の115億ズロチ、IT機器は0.4%増の5億5,600万ズロチと低い伸びにととまり、航空機、船舶、鉄道車両は38.2%減の5億6,800万ズロチに落ち込んだ。

リース企業の売上高にリース契約が占める割合は85.6%で、残りは貸付業務だった。ZPL加盟企業31社のうち売上高が前年を下回ったのは9社で、14社が10%以上の増収、8社が20%以上の増収を達成した。企業別実績では仏クレディ・アグリコール系EFLが前年比19%増の31億6,900万ズロチで首位となり、2位はオーストリア系ライフアイゼン・リーシングが14%増の25億8,900万ズロチ。3位はPKOリーシングデ24%増の25億4,200万ズロチだった。

ZPLは2014年の見通しについて、自動車リースの好調が続き市場をけん引するとともに、建設需要の回復や景気回復に伴う機械・産業用機器の需要拡大が追い風になるとして、加盟企業の売上高は13年比14.2%増の403億ズロチに拡大するとの見方を示している。