2014/5/7

総合・マクロ

墺エルステ・グループ、1-3月期は大幅減益

この記事の要約

中東欧7カ国で事業を展開する墺銀行大手エルステ・グループ(ウィーン)が4月30日発表した2014年1-3月期決算(速報値)は、純利益が前年同期比42%減の1億300万ユーロとなった。資金需要低迷に伴う貸出金残高の減少や低 […]

中東欧7カ国で事業を展開する墺銀行大手エルステ・グループ(ウィーン)が4月30日発表した2014年1-3月期決算(速報値)は、純利益が前年同期比42%減の1億300万ユーロとなった。資金需要低迷に伴う貸出金残高の減少や低金利、為替差損などが利益を圧迫した。営業利益は4.1%減の7億2,730万ユーロだった。

1-3月期の純受取利息は、信用需要の低迷や低金利の影響で前年同期比6%減の11億2,390万ユーロに減少した。一方、純手数料収入は、証券事業の好調が支えとなり1%増の4億5,210万ユーロだった。融資残高はほぼ横ばいの1,198億ユーロ、総資産は2%増の2,039億ユーロだった。

エルステ・グループは2014年の見通しについて、オーストリアおよび中東欧では平均1.9%の経済成長が見込まれる一方で、金利の低水準傾向は続くと指摘。通年の営業利益は31億ユーロ前後となるとの見方を示した。

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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