欧州連合(EU)の欧州統計局(ユーロスタット)が2日発表した3月の域内失業率(季節調整済み、速報値)は10.5%で、前年同月から0.4ポイント改善した。前月比では変動なし。ユーロ圏は11.8%と4カ月連続で同じ数値を示した。前年同月比では0.2ポイント低下した。
中東欧11カ国では、8カ国で前年同月より低下、2カ国で上昇した。ルーマニア(7.2%)は増減がなかった。
最も失業率が高かったのはクロアチアでク0.7ポイント増の17.3%。しかし、前月比では0.2ポイント改善した。以下、スロバキア(0.3ポイント減の13.9%)、ブルガリア(0.1ポイント増の13.1%)、ラトビア(13年第4四半期、2.3ポイント減の11.6%)と続いた。リトアニアも1.6ポイント低下したが、10.8%と域内失業率を上回った。
一方、最も低かったのはチェコ(0.6ポイント減の6.7%)。以下、ルーマニア(7.2%)、エストニア(2月、1.4ポイント減の7.8%)、ハンガリー(2月、3.3ポイント減の7.9%)、ポーランド(1ポイント減の9.6%)、スロベニア(1ポイント減の9.7%)の順となった。