米穀物メジャーのカーギルはこのほど、油脂化学製品を手がけるトルコのアレムダル・キムヤを買収したと発表した。取引金額は5,000万米ドル。
アレムダル・キムヤは95年の歴史を持ち、コジャエリ県ゲブゼに工場を構える。ゲブゼ工場はカーギルにとって3カ所目の油脂化学製品の工場となり、繊維、印刷、機械、その他部門に使用される様々な工業用原料を生産する。
カーギル・トルコのタラクチョギュル社長は、「安定した経済成長を見せ、地域で最も活力に満ちた国であるトルコは、2008年からカーギルの中東・北アフリカ事業のマネジメント拠点となっている」と述べるとともに、トルコを植物油をベースとした工業製品の供給拠点に育てる考えであることを明らかにした。