自動車のドアロックシステムを製造する独キーケルトは近く、ロシア工場を稼働する見通しだ。独業界紙『アウトモビールボッヘ』(オンライン版)が2日付で報じた。
同紙によると、新工場はタタルスタン共和国のナーベレジヌイェ・チェルヌイにあり、サイドドア用ロックシステムを2014年に約100万ユニット生産する計画。従業員数は当初30人からスタートする。ロシアでロックシステムを現地生産する国際的なメーカーはキーケルトが初めてとなることから、同社では今後さらに受注が増えると見込む。
同社はフォード、フォルクスワーゲン(VW)、BMW、ダイムラーなどを顧客に持つ。従業員数は全世界で約5,000人、2014年は売上高で6億5,000万ユーロを目指している。