2014/5/21

ハンガリー

ハンガリー鉱工業生産、3月は8.1%増

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が14日発表した2014年3月鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で8.1%増加した。特に自動車・部品製造業が大幅増をけん引した。前月比(季節・稼働日数調整済み)では0.4%上 […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が14日発表した2014年3月鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で8.1%増加した。特に自動車・部品製造業が大幅増をけん引した。前月比(季節・稼働日数調整済み)では0.4%上昇した。

産業別に見ると、製造業が12.2%増、鉱山・採石業が16.8%増と活況を呈した半面、エネルギー業は例年に比べ気温が高く暖房需要が低かったため10.8%減となった。

製造業では13業種のうち11業種で生産高が伸びた。同業生産高の約3割を占める自動車・部品が28.3%増だったほか、化学品・化学製品26.4%増、医薬品25.1%増と堅調だった。コンピュータ・電子・光学機器は1.6%増で、3年振りに上向いた。消費者家電(20%増)が回復に貢献した。

鉱工業生産高は1-3月累計で前年同期比8.4%増。鉱工業の輸出売上は11.9%増、国内売上は3.0%減だった。製造業の3月新規受注高が前年同月を28.1%、受注残高が21.4%それぞれ大きく上回っていることから、鉱工業生産は当面堅調に推移することが予想される。