2014/5/21

ポーランド

シュコダ自、新型「ルームスター」をポーランドで生産

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が来年5月、小型多目的車(MPV)「ルームスター」の生産をクヴァシニ工場からポーランドのVW工場に移管する。VWグループが目指す生産効率改善の一環だ […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が来年5月、小型多目的車(MPV)「ルームスター」の生産をクヴァシニ工場からポーランドのVW工場に移管する。VWグループが目指す生産効率改善の一環だ。チェコ日刊紙『ムラダ・フロンタ・ドネス』が15日、サプライヤー筋の情報として伝えた。

ルームスターは2006年の市場投入。昨年の生産台数は3万1,000台強と、シュコダ車のなかで「最も売れない」モデルだ。このため、来年のモデルチェンジを計画している。

新型「ルームスター」はVW「キャディー」をベースに大型化する。キャディーの生産を手がけるVWのポーランド・ポズナニ工場にモデルを移管することで、効率化が見込まれる。

一方、クヴァシニ工場では新型「スペルブ」のほか、新しい大型スポーツ多目的車(SUV)「スノーマン(仮称)」とセアトの新SUVを生産する予定だ。これに伴う設備投資の詳細は未公表だが、年産能力は現行より約3割多い30万台に拡大する。(3月19日号「シュコダの新SUV、チェコで生産へ」を参照)