スロベニア後発医薬品メーカーのクルカが15日発表した2014年1-3月期決算の最終利益は4,250万ユーロとなり、前年同期比で17%減少した。為替差損が利益を圧迫した。売上高は同1%増の2億9,800万ユーロに、営業利益(EBITベース)は同8%増の6,300万ユーロとなり、それぞれ前年を上回った。
同社は国外売上高が全体の94%を占めている。地域別では、ロシア・ウクライナ地域が同16%増と最も伸び幅が大きく、シェアも39%(1億1,620万ユーロ)となった。売上規模が最も大きいのはロシアで、同20%増の8,460万ユーロに拡大した。ロシアに次ぐ市場であるウクライナも、政情不安にかかわらず受注、納品、支払い全てが滞りなく行われた。