2014/5/21

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリア国鉄、大幅人員削減を計画

この記事の要約

ブルガリア国営鉄道(BDZ)が大幅な人員削減を計画している。赤字続きで経営が悪化しているためで、現在の従業員数1,200人の半数以上に当たる約700人を整理する見通し。パパゾフ交通相がこのほど明らかにした。 パパゾフ交通 […]

ブルガリア国営鉄道(BDZ)が大幅な人員削減を計画している。赤字続きで経営が悪化しているためで、現在の従業員数1,200人の半数以上に当たる約700人を整理する見通し。パパゾフ交通相がこのほど明らかにした。

パパゾフ交通相によるとブルガリア国鉄の債務残高は1億7,100万レフに上り、財務の健全化を迫られている。国際金融機関など債権者との債務繰り延べ交渉にあたり、今月中に人員削減を含めた具体的な経費削減策を提示するという。債権者が事業再建計画を承認すれば、政府も財政支援を行う方針だ。

ブルガリア国鉄は2012年決算で3,000万レフを超える赤字を計上。昨年、交通省と合同で、23年までの事業再建・財務安定化計画を打ち出した。パパゾフ交通相によると、昨年の赤字額は約500万レフに大きく改善したもようだ。

(1BGN=70.71JPY)