2014/5/28

CIS諸国

ポリメタル、カザフスタンの金鉱取得

この記事の要約

英貴金属採掘大手ポリメタル・インターナショナルは22日、スメル・ゴールドB.VとスメルLLP(以下:スメル)からカザフスタンの鉱山会社アルティナルマス・ゴールド(AAG)を買収することで合意したと発表した。AAGはカザフ […]

英貴金属採掘大手ポリメタル・インターナショナルは22日、スメル・ゴールドB.VとスメルLLP(以下:スメル)からカザフスタンの鉱山会社アルティナルマス・ゴールド(AAG)を買収することで合意したと発表した。AAGはカザフ東部の金鉱プロジェクト「Kyzyl」の開発権を保有している。ポリメタルはまず6億1,850万米ドルを支払い、将来の金価格とポリメタル株価の変動に応じて最大5億米ドルを追加する。今回の取引は同社にとって過去最大規模の買収となる。

Kyzylプロジェクトの対象は、カザフスタンの首都アルタナの東約750キロメートルに位置するバキュルチク金鉱床とボルシェヴィク金鉱床で、金鉱石1トン当たり金含有量は7.5グラム。埋蔵量は推定で670万オンスに上り、ポリメタルが保有する金埋蔵量全体の50%に相当するという。

ポリメタルがスメルに当初支払う6億1,850万米ドルは、現金3億1,850万米ドルと、3億ドル相当の新株で構成される。