2014/6/4

チェコ・スロバキア

旭硝子、チェコ工場の拡張が完了

この記事の要約

旭硝子の自動車ガラス部門AGCは27日、チェコのビーリナ・フデジツェ工場で自動車用ガラスの新生産ラインを稼動した。需要拡大を受けて2年前から進めていたプロジェクトで、天然ガス燃料の25%節減など、高い省エネ・技術水準を達 […]

旭硝子の自動車ガラス部門AGCは27日、チェコのビーリナ・フデジツェ工場で自動車用ガラスの新生産ラインを稼動した。需要拡大を受けて2年前から進めていたプロジェクトで、天然ガス燃料の25%節減など、高い省エネ・技術水準を達成したという。新ライン稼働に伴い、80人の新規雇用が生まれる見通し。チェコ国際放送ラジオ・プラハが報じた。

AGCは自動車ガラス分野の世界的大手で、フォルクスワーゲン、メルセデス、BMW、フォード、シュコダ、ルノー、トヨタ、プジョー、シトロエン、スズキなど主要自動車メーカーに製品を供給している。ビーリナ・フデジツェ工場は1,700人以上を雇用し、欧州の自動車用ガラス工場として最大の規模を誇る。

今回の投資規模についてAGCの担当者は同日の記者会見で「10億~20億コルナ」と述べるにとどめ、具体的な数値には言及しなかった。プロジェクト開始前の発表では20億コルナ(7,400万ユーロ)とされていた。