2014/6/4

ロシア

クリミア半島の港湾開発、中ロプロジェクトとして続行

この記事の要約

ロシアが占領するクリミア半島に商業港を建設するプロジェクトが今月にも再開される見通しだ。クリミア自治共和国のテミルガリエフ副首相が5月29日、『イズベスチヤ』紙に明らかにした。一方でウクライナのウクルインフォルム通信は3 […]

ロシアが占領するクリミア半島に商業港を建設するプロジェクトが今月にも再開される見通しだ。クリミア自治共和国のテミルガリエフ副首相が5月29日、『イズベスチヤ』紙に明らかにした。一方でウクライナのウクルインフォルム通信は31日付で、中国の投資元、北京大洋新河投資(BICIM)が再開を否定したと報道している。

このプロジェクトは昨年12月、BICIMとセバストポリに籍を置くキエフヒドロインベストが共同で推進することで基本合意したが、ウクライナ政変に伴い交渉が中断していた。先月のプーチン大統領の訪中を機に、ロシアでのプロジェクトとして再び議題に上ったもようだ。

当初計画では、第一期投資として、クリミア半島西岸のイェウパトーリヤに水深25メートルの港湾を建設することになっていた。今回、クリミア共和国政府は、候補地として東岸のケルチを挙げている。

ロシアは先ごろ、クリミア半島に対峙するタマン半島の黒海沿岸に港湾を建設する計画を破棄した。その資金をクリミア半島開発に振り向ける方針だ。

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