2014/6/18

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコで酒類広告が禁止

この記事の要約

トルコで11日、アルコール飲料の広告禁止規定が施行された。小売店、スーパーマーケット、レストランやバーなど飲食店の店舗内外での広告の掲示が禁止されるとともに、製造業者の販売促進およびスポンサー活動、フェスティバル主催、無 […]

トルコで11日、アルコール飲料の広告禁止規定が施行された。小売店、スーパーマーケット、レストランやバーなど飲食店の店舗内外での広告の掲示が禁止されるとともに、製造業者の販売促進およびスポンサー活動、フェスティバル主催、無料試飲配布も禁止される。同規定は昨年9月に発効した新アルコール飲料規制法に組み込まれているが、施行までに9カ月の移行期間が設けられていた。

新アルコール飲料規制法により、小売店では午後10時から午前6時までアルコール飲料販売が禁止されている。ただ、レストランやバーなどの飲食サービス業は対象外。学校の近くでの販売も禁止されている。違反者には最大50万トルコリラ(約17万5,000ユーロ)の罰金が課される。

厳しい販売規制はエルドアン首相の政権下でトルコがイスラム色を強めていることを示す好例と見る向きがある。また、製造業者や小売業者の売り上げに影響するだけでなく、違法販売の拡大につながるとの懸念から同法に反対する声が多い。

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