独自動車部品メーカーのプログレス・ヴェルク・オーバーキルヒ(PWO)はこのほど、チェコ工場を大幅に増強すると発表した。新棟を建設しプレスラインを増やすほか、組み立ておよび物流用の新棟もそれぞれ建設する。2015、16年に計画していた投資を1年ずつ前倒しで実施するもので、投資総額は700万~1,000万ユーロになる予定。
チェコ工場ではすでに稼働率が高まっているうえ、2015~16年に大規模な量産を開始する計画がある。このため同社は投資を前倒しし、顧客の需要に柔軟かつ効率良くに対応できる現行体制を継続できるようにする。
オフィススペースも含めると、チェコ工場の床面積は1万2,000平方メートル拡大する。さらに周辺インフラも整備するため、チェコ工場の面積は従来の2倍以上になるという。
同社は今回の投資に備え、既存工場に隣接した用地を2013年に購入していた。組み立て、物流棟の一部は年内にも操業を開始できると見込んでいる。