2014/7/2

チェコ・スロバキア

チェコで景況感改善続く、6月は11年2月以来最高

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が6月24日発表した6月の景況感指数(2005年=100、季節調整済み)は前月を1ポイント上回る93.6となり、11年2月以降で最高の水準に達した。企業景況感、消費者景況感とも上昇しており、中期的な […]

チェコ統計局(CSU)が6月24日発表した6月の景況感指数(2005年=100、季節調整済み)は前月を1ポイント上回る93.6となり、11年2月以降で最高の水準に達した。企業景況感、消費者景況感とも上昇しており、中期的な景気悪化懸念が弱まっていることがうかがえる。

企業景況指数は92.5で1ポイントの上昇。産業別に見ると、サービス業が2.8ポイント増の91.5、流通業は0.8ポイント増の95.1だった。建設業は64.8で2.1ポイント上昇。前年同月の47.8から大きな回復を示すが、引き続き低水準にある。一方、鉱工業は0.9ポイント減の96.2で、5カ月ぶりに下向いた。

消費者景況感指数は1.2ポイント増の99.4で、08年4月に100.5をつけて以来の最高値となった。