2014/7/2

チェコ・スロバキア

スロバキア、投資奨励規則を改定

この記事の要約

スロバキアは1日から、ハイテク投資に対する奨励措置の限度額を他の産業分野と同じ水準に引き下げる。欧州連合(EU)の2014~20年度地域政策指令に基づいた区分に沿って助成を実施する。 投資奨励の対象を、製造業、技術センタ […]

スロバキアは1日から、ハイテク投資に対する奨励措置の限度額を他の産業分野と同じ水準に引き下げる。欧州連合(EU)の2014~20年度地域政策指令に基づいた区分に沿って助成を実施する。

投資奨励の対象を、製造業、技術センター、シェアード・サービス・センター(SSC)、観光業の4つに分類する。同時に、国土を失業率が国内平均の1.35倍を超える「A地域」、1~1.35倍の「B地域」、平均未満の「C地域」の3つに分ける。ただし、トルナヴァ、ニトラ、トレンチーンの西部3県は、失業率を問わずC地域に分類する。

その上で、投資全体の助成上限を全事業分野について、A、B地域で投資額の35%、C地域で25%に設定する。助成は税制優遇の形で受けることができる。

設備投資については事業分野で差をつける。技術センターでは全地域で調達額の20%が上限。製造業、観光業ではA地域で最大15%、B地域で10%とする。C地域では助成はない。SSCは、全地域で助成の対象とはならない。