2014/7/9

総合・マクロ

スロバキアからウクライナへのガス供給に20社超が名乗り

この記事の要約

ロシアから大幅な天然ガス価格値上げを提示され支払い不能になっているウクライナに、スロバキアからパイプラインを逆流させてガスを供給する計画をめぐり、スロバキアのガスパイプライン運営会社ユーストリームは2日、20社を超えるガ […]

ロシアから大幅な天然ガス価格値上げを提示され支払い不能になっているウクライナに、スロバキアからパイプラインを逆流させてガスを供給する計画をめぐり、スロバキアのガスパイプライン運営会社ユーストリームは2日、20社を超えるガス供給業者が関心を示していることを明らかにした。

欧州連合(EU)は4月28日、スロバキアからパイプラインを逆流させてガスを供給する覚書をウクライナと締結。これを受けてユーストリームは、パイプラインの容量利用者の公募(オープンシーズン)プロセスを5月26日から6月27日まで実施していた。同社はガス供給業者の選定作業を進め、9月からスロバキアのヴォヤニーとウクライナのウジホロド間を結ぶパイプラインを通じてウクライナへのガス供給を開始する。当初の供給量は年間30億立方メートルだが、2015年初頭には80億~100億立方メートルに拡大する予定だ。