2014/7/9

チェコ・スロバキア

ギリシャのサランティス、チェコ同業を買収

この記事の要約

ギリシャ化粧品メーカーのサランティス・グループは6月30日、チェコ同業のアストリッドの買収が完了したと発表した。チェコ市場におけるシナジー効果を上げるとともに、生産コストを改善する狙い。同社が取得したのはアストリッドの商 […]

ギリシャ化粧品メーカーのサランティス・グループは6月30日、チェコ同業のアストリッドの買収が完了したと発表した。チェコ市場におけるシナジー効果を上げるとともに、生産コストを改善する狙い。同社が取得したのはアストリッドの商標権で、買収額は650万ユーロ。資産と負債は引き継がなかった。

アストリッドは1847年創業。チェコとスロバキアで事業を展開しており、2013年売上高は約700万ユーロ、営業利益(EBITベース)は約60万ユーロだった。

同社は製品の流通・販売を独ヘンケルに委託しており、売上高のうち150万ユーロはヘンケルの取り分となっている。サランティスによる買収後に自社販売への切り替えを進めることで、販売力と収益性を高められるとしている。