2014/7/9

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ、製薬業界への買い取り保証を検討

この記事の要約

トルコ政府は、製薬業界への投資奨励策として、最長7年間の製品買取り保証を検討している。イルマス開発相は、買取り保証の方法として、すでに着手している公立学校へのタブレットコンピューターの配給モデルを応用できるとの考えを示し […]

トルコ政府は、製薬業界への投資奨励策として、最長7年間の製品買取り保証を検討している。イルマス開発相は、買取り保証の方法として、すでに着手している公立学校へのタブレットコンピューターの配給モデルを応用できるとの考えを示した。現地紙『Sabah』が6月27日付で報じた。

イルマス開発相によると、国内の年間医薬品購入額は80億米ドルに上る。政府は医薬品の国内生産や技術移転を促進する方針で、まずアルブミン製剤などの血漿分画製剤から取りかかる考えだ。この製品分野の医療保険支出額は年間6億米ドルにのぼるという。

トルコでは現在、300超の製薬会社が事業展開する。外国企業ではサノフィ、アムジェン、バイエル、グラクソスミスクライン、ノヴァルティス、ファイザー、ロッシュなど約70社が現地生産している。