セルビアテレコムが最大持ち分を保有するボスニアの電気通信事業者M:Telが、仮想移動体通信事業者(MVNO)としてオーストリア市場に進出することを計画している。同市場では昨年初め、ハチソン3Gによるオレンジ・オーストリアの買収により、それまで4社あった電気通信事業者が3社に減り、市場競争の減少が懸念されていた。一部メディアの報道によると、オーストリアの電気通信規制を担当するRTRは、このところ高騰している通信料金タリフがM:Telの参入により抑制されることに期待感を示しているという。
M:Telはオーストリアテレコム、T-mobile、ハチソンなどのインフラを保有する電気通信事業者のネットワークを使用したサービスプロバイダーとして参入することになるが、具体的にどのインフラを採用するかは未定だ。