2014/7/16

ロシア

独ダイムラー、ジルとも交渉

この記事の要約

独ダイムラーが、ロシアにおける乗用車現地生産の提携候補としてモスクワのジルを検討に加えたもようだ。現地ニュースサイト「RCBデイリー」の報道として複数メディアが伝えた。 ダイムラーはロシア官公庁による輸入車購入禁止の動き […]

独ダイムラーが、ロシアにおける乗用車現地生産の提携候補としてモスクワのジルを検討に加えたもようだ。現地ニュースサイト「RCBデイリー」の報道として複数メディアが伝えた。

ダイムラーはロシア官公庁による輸入車購入禁止の動きを受けて、「メルセデス」ブランドの現地生産を計画している。ジルの関係筋によると、ジルのモスクワ工場で高級リムジンなど複数モデルを生産する内容で交渉が進められているもようだ。生産台数やプロジェクト実施時期など計画の詳細は明らかにされていない。

ダイムラーの現地生産については、先月にも商用車生産で提携するカマズのタタルスタン工場で乗用車を組み立てることを検討中と伝えられた。実際にどこで生産するかは、監査役会が近く決定するという。

ロシアにおけるメルセデスの販売台数は昨年、4万4,381台となり、現地業界誌『オートレビュー』によると前年比で19%増の大幅増となった。高級車部門では「Eクラス」が8,991台で、モデル別で1位につけた。(東欧経済ニュース6月18日号「独ダイムラー、乗用車現地生産でロステクノロジーと交渉」を参照)