2014/7/16

ロシア

ウラルワゴンサヴォードとポーランドのペサ、トラムのロシア現地生産で合意

この記事の要約

ロシア車両メーカーのウラルワゴンサヴォード(UVZ)とポーランドの同業ペサは10日、ロシアにおけるトラムの合弁生産に向けた趣意書(MoU)を交わした。高性能技術の国産化を掲げる政府の方針に沿うもので、UVZでは今回の合意 […]

ロシア車両メーカーのウラルワゴンサヴォード(UVZ)とポーランドの同業ペサは10日、ロシアにおけるトラムの合弁生産に向けた趣意書(MoU)を交わした。高性能技術の国産化を掲げる政府の方針に沿うもので、UVZでは今回の合意を「目標に向けた大きなステップ」と位置付けている。

両社は2012年に、モスクワ市から3連接型トラム120両を84億6,000万ルーブルで受注した。市当局の指定した仕様に従い共同開発し、現在はポーランドで生産している。

今回の合意はこのトラムの生産地をロシアに移す計画に基づく。具体的には、UVZの子会社ウラルトランスマシのエカテリンブルグ工場への移管が予定される。

UVZによれば、モスクワ市向けトラムの定員は268人。騒音の低減、安定走行、100%低床化などの要件を満たしているという。(1RUB=2.95JPY)