2014/7/30

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

クロアチア、内陸部の石油・天然ガス開発入札開始

この記事の要約

クロアチア経済省は18日、国内北部スロヴォニア地方の石油・天然ガス探鉱開発権の入札を開始したと発表した。天然資源の開発権付与による収入で財政改善を図ると同時に、エネルギー自給率を向上させて経済成長につなげたい考えだ。 入 […]

クロアチア経済省は18日、国内北部スロヴォニア地方の石油・天然ガス探鉱開発権の入札を開始したと発表した。天然資源の開発権付与による収入で財政改善を図ると同時に、エネルギー自給率を向上させて経済成長につなげたい考えだ。

入札にかけられるのはドラーヴァ川およびサヴァ川流域と東スロヴォニア地方にある6鉱区で、鉱区面積は1万4,600平方メートル。複数の鉱区に応札できる。応札の締め切りは来年2月18日で、3月18日までに落札先を決定し、6月半ばまでに契約を締結する。応札の条件は、内陸での資源開発の実績が豊富で環境対策に万全を期し、十分な資金力があること。利権供与期間は5年間の探鉱期間を含め、最長30年となる。

今回の入札に先立ち、クロアチア政府は4月初めアドリア海域29鉱区の採鉱開発権の入札を開始した。ロイター通信によると、同国のハイドロカーボン庁(CHA)にはこれまで約45社からの問い合わせがあった。露ガスプロムやルクオイル、米エクソン、仏トタル、独RWEなど国際企業の関心が高いという。