2014/8/27

チェコ・スロバキア

セヴェルニ、北ボヘミアの褐炭採掘権を5年延長

この記事の要約

チェコのエネルギー会社セヴェルニ・エネルゲティツカは18日、北ボヘミア地方モスト市の鉱山管理局から、同市近郊のCSA炭鉱での褐炭採掘権における5年間の延長許可を取得した。国際放送局ラジオ・プラハによると、同社は今後5年間 […]

チェコのエネルギー会社セヴェルニ・エネルゲティツカは18日、北ボヘミア地方モスト市の鉱山管理局から、同市近郊のCSA炭鉱での褐炭採掘権における5年間の延長許可を取得した。国際放送局ラジオ・プラハによると、同社は今後5年間で推定約100万トンの採掘が可能で、約10億コルナの資産規模になるという。

セヴェルニ・エネルゲティツカは昨年、チェコ国営電力会社CEZから国内中部にあるフヴァレティツェ石炭火力発電所を買収。設備を刷新して2029年までの稼働を計画している。CSA炭鉱の採掘延長により、同発電所の燃料を安定的に確保する。

チェコ政府は1991年、北ボヘミア地方での褐炭採掘を2022年ごろを目途に停止する方針を決めた。だが、褐炭価格の世界的な上昇や同地方の産業構造が脆弱なことを鑑みて、見直しを求める声も上がっている。(1CZK=4.94JPY)