2014/9/3

ロシア

GM、ロシア工場の生産縮小

この記事の要約

米ゼネラル・モーターズ(GM)はこのほど、ロシア・サンクトペテルブルク近郊にある工場の生産を縮小すると発表した。同国で自動車市場の低迷が続いているためで、8月と9月はそれぞれ4日間のみの操業とし、10月は8日間の操業とす […]

米ゼネラル・モーターズ(GM)はこのほど、ロシア・サンクトペテルブルク近郊にある工場の生産を縮小すると発表した。同国で自動車市場の低迷が続いているためで、8月と9月はそれぞれ4日間のみの操業とし、10月は8日間の操業とする。GMは同工場でシボレー・クルーズ、オペル・アストラ、シボレー・トレイルブレイザーを生産している。

ロシアの自動車市場は景気減速のあおりを受けて不振が続いている。ウクライナ情勢をめぐって欧米諸国がロシアに科している制裁措置も消費者心理の悪化に拍車をかけている。欧州ビジネス協会(AEB)の調べによると、7月の新車販売台数は前年同月比23%、先月比17%それぞれ減少した。シボレーは前年同月比45%減の8,457台、オペルは25%減の4,927台だった。