2014/9/10

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

7月のルーマニア平均賃金、実質4.1%増

この記事の要約

ルーマニア国家統計局(INS)が5日発表した7月の平均手取り賃金は1,719レウ(390ユーロ)となり、名目ベースで前月から1.9%増加した。税込み賃金も1.9%増の2,378レウに上昇した。 平均手取り賃金は前年同月比 […]

ルーマニア国家統計局(INS)が5日発表した7月の平均手取り賃金は1,719レウ(390ユーロ)となり、名目ベースで前月から1.9%増加した。税込み賃金も1.9%増の2,378レウに上昇した。

平均手取り賃金は前年同月比5.1%増。インフレ率を差し引いた実質では4.1%の上昇だった。

業界別でみると、前月比で伸びが大きかったのは製薬(10.9%増)、保険・年金基金(9%増)だった。自動車製造、褐炭・石炭採掘、水道サービスも6~8%増を記録した。

一方で減少が目立ったのは、たばこ製造(7.9%減)、コークス・石油精製(7%減)、飲料製造(5.9%減)だった。

平均手取り賃金が最も高かったのは石油・天然ガス採掘業の4,562ユーロ。最低は宿泊・飲食業の1,011レウだった。

■民間賃金も4.1%増

大手会計事務所のプライスウォーターハウス・クーパース(PwC)が4日発表した最新の賃金リポート『ペイウェル2014・ルーマニア』によると、民間部門の賃金上昇率は今年4.1%となり、昨年(4.6%)とほぼ同じ伸び率を示した。来年も約4%の賃上げが見込まれる。