2014/9/24

総合・マクロ

欧州復興開発銀など、中東欧のMVBOを支援

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は16日、CEEモバイル・キャピタル、デルタ・パートナーズ・キャピタル、国際金融公社(IFC)と共同で、仮想移動体通信事業者(MVNO)のヴァージン・モバイル・セントラル・アンド・イースタン・ […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は16日、CEEモバイル・キャピタル、デルタ・パートナーズ・キャピタル、国際金融公社(IFC)と共同で、仮想移動体通信事業者(MVNO)のヴァージン・モバイル・セントラル・アンド・イースタン・ユーロップ(VMCEE)に4,000万ユーロを融資すると発表した。

VMCEEに対する融資は同社のポーランドでの事業拡大とトルコでの事業開始を支援するもので、中東欧地域の若者や低所得者に安価なモバイルブロードバンド製品を提供することで同地域におけるモバイルサービスの普及促進を目的としている。MVNOは、携帯電話などの無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供している事業者。EBRDによると、中東欧地域のMVNOのモバイルサービス市場におけるシェアは1%足らずで、西欧地域の約15%を大きく下回っている。

EBRDはICTセクターの活性化は経済発展にとって欠かせないとの認識を持っており、これまでに33億ユーロを投資している。