2014/9/24

ポーランド

ポーランドの消費者物価、2カ月連続で下落

この記事の要約

ポーランド中央統計局が15日に発表した8月の消費者物価は前年同月比で0.3%低下し、2カ月連続のマイナスとなった。下落幅が大きかったのは、衣料品の5.1%、アルコール飲料を除く食料品の2.1%。前月比ではトータルで0.4 […]

ポーランド中央統計局が15日に発表した8月の消費者物価は前年同月比で0.3%低下し、2カ月連続のマイナスとなった。下落幅が大きかったのは、衣料品の5.1%、アルコール飲料を除く食料品の2.1%。前月比ではトータルで0.4%低下した。

中銀は3日の政策決定会合で主要政策金利である7日物レファレンス金利を2.5%で据え置いたが、デフレ傾向を受けてベルカ総裁は金利引き下げが「大いにあり得る」と言明、11月までの実施を示唆した。金利は2012年11月から2013年7月にかけ累積で2.25パーセントポイント引き下げられている。

政府は今年の成長率は昨年に比べ大幅に改善するとしてきたが、ここにきてブレーキがかかっている。8月の一般車及び商用車の生産台数は前年同月比で37%減少した。今後の懸念材料としては、ロシアに対する制裁措置の貿易への影響や、ユーロ圏の景気後退が挙げられる。