2014/9/24

ハンガリー

ハンガリー製薬会社HYDファーマ、がん治療薬臨床試験へ

この記事の要約

ハンガリーの製薬会社HYDファーマはこのほど、開発中のがん治療薬の第1相試験が完了したことを明らかにした。投資額は2億5,000万フォリント。近く第2相の臨床検査に着手する計画で、数億フォリント規模を投資する。現地通信社 […]

ハンガリーの製薬会社HYDファーマはこのほど、開発中のがん治療薬の第1相試験が完了したことを明らかにした。投資額は2億5,000万フォリント。近く第2相の臨床検査に着手する計画で、数億フォリント規模を投資する。現地通信社MTIが15日報じた。

新薬の有効成分は、通常の水より重水濃度が低い重水素減少水(スーパーライトウォーター)で、がん治療の化学療法や放射線療法で患者が訴える吐き気、痛み、脱毛といった副作用を抑える効果があるとされる。

HYDファーマは1992年の設立。がん治療薬の開発・製造のほか、飲料水としての重水素減少水も製造販売している。2013年の売上高は6億9,300万フォリントだった。(1HUF=0.44JPY)