ハンガリーの自動車用ガラスメーカー、シャルググラスが生産能力向上のための新技術開発プロジェクトに10億フォリントを投資する。プロジェクトには欧州連合(EU)から4億8,950万フォリントの助成金を取りつけたほか、政府の資金援助も受ける。現地通信社MTIが17日報じた。
シャルググラスはスロバキアとの国境に近いシャルゴータルヤーンに拠点を置き、自動車や動力機械向けガラスを製造する。メルセデス、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、ベントレーなどの自動車メーカーを始め、トラクターなど動力機械メーカーを顧客に抱える。
近年は国際競争力を向上するため技術刷新に積極的で、EUや政府の助成を得て2008年に3億2,500万フォリント、12年に11億3,000万フォリントの設備投資を実施した。2013年の売上高は60億フォリントに上る。(1HUF=0.44JPY)