2014/9/24

バルト三国

ヴェンツピルス港、インフラ拡張に3700万ユーロ

この記事の要約

ラトビアのヴェンツピルス港を運営するヴェンツピルス・ブリーヴォスタはこのほど、インフラ拡張に向けた今年の投資総額が3,710万ユーロに上る見通しを発表した。このうち、欧州連合(EU)の結束基金による助成が1,510万ユー […]

ラトビアのヴェンツピルス港を運営するヴェンツピルス・ブリーヴォスタはこのほど、インフラ拡張に向けた今年の投資総額が3,710万ユーロに上る見通しを発表した。このうち、欧州連合(EU)の結束基金による助成が1,510万ユーロを占める。第12埠(ふ)頭を新設するほか、貨物ターミナルの整備、工業団地拡張などが予定されている。拡張計画を構成するプロジェクトとしては、2月に稼働したバラ積み貨物ターミナルが1,340万ユーロで最大規模となっている。

ヴェンツピルス港の1-8月の売上高は1,900万ユーロに上った。ウクライナ紛争の継続が影を落とし、現在、ひと月の売上高が約50万ユーロ減っているという。

1-8月は同港に拠点を置くターミナル事業者のうち、カーリヤ・パルクス(52%増)、ヴェンタモニャクス・セルヴィス(21%増)、ヴェンツピルス・ナフタ(7%増)が好調に売上を伸ばした。ノールド・ナティエ・ヴェンツピルス・テルミナルスもわずかながら増収となった。

一方、 ヴェントブンケルス(36%減)、ヴェンツピルス・ティルジニエチーバス・ウォスタ(32%減)、ヴェンタル・テルミナールス(38%減)、バルティック・コール・ターミナル(8%減)、ヴェントプラツ(23%減)は売上を減らした。