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2014/10/1

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ建設大手テクフェン、カスピ海で石油プラットフォームを建設

この記事の要約

トルコの建設会社大手テクフェンは、カスピ海沖の2つの石油プラットフォーム建設プロジェクトをアゼルバイジャン政府から受注した。受注額は20億ドル。9月22日にトルコのタネル・イルディス・エネルギー大臣が明らかにした。 9月 […]

トルコの建設会社大手テクフェンは、カスピ海沖の2つの石油プラットフォーム建設プロジェクトをアゼルバイジャン政府から受注した。受注額は20億ドル。9月22日にトルコのタネル・イルディス・エネルギー大臣が明らかにした。

9月20日にはアゼルバイジャンのカスピ海沖から天然ガスを輸送する「南コーカサスパイプライン」が着工したばかり。同パイプラインを第1段階とする「南ガス回廊」プロジェクトでは、カスピ海からグルジアを経由してトルコまでを結び、「トランスアナトリア天然ガスパイプライン」(TANAP)と接続して欧州まで天然ガスを運ぶ。TANAPはアゼルバイジャンのシャーデニス・ガス田を始め、複数のガス田から天然ガスを輸送する予定だ。トルコは南コーカサスパイプラインに52億ドルを出資し、BPに次ぐ第2の株主。

テクフェンはイスタンブールに拠点を置き、発電所、空港なども手がける総合建設企業。