チェコの国営電力CEZが大量解雇に踏み切る。独語中東欧経済誌『ミッテル&オストオイローパ・アクトゥエル』が1日、CEZのベネシュ総裁の話として伝えた。
総裁によると、全従業員26,000人のうち6%を解雇し、60億コルナの経費削減の一助とする。電力料金の低迷が収益を圧迫していることが理由。電力販売価格は2008-2009年の1MWh当たり90ユーロから現在の35ユーロまで低下した一方で、生産コストは下がっていないとしている。
CEZはチェコ最大のエネルギー関連企業で、株式の3分の2を政府が所有している。2014年上半期には172億コルナの黒字を計上したが、黒字幅は前年同期に比べ40%減少している。
(1CZK=5.02JPY)