2014/10/15

ポーランド

ポーランド中銀が利下げ、史上最低の2%に

この記事の要約

ポーランド中央銀行の国立銀行(NBP)は8日、主要政策金利を0.5ポイント引き下げ、史上最低の2%とした。利下げ幅は市場が予想していた0.25ポイントを上回る規模。NBPは大幅な利下げで、低迷する景気のテコ入れをはかる。 […]

ポーランド中央銀行の国立銀行(NBP)は8日、主要政策金利を0.5ポイント引き下げ、史上最低の2%とした。利下げ幅は市場が予想していた0.25ポイントを上回る規模。NBPは大幅な利下げで、低迷する景気のテコ入れをはかる。

利下げは15か月ぶり。ロンバード金利は1ポイント低下の3%、再割引金利は0.5ポイント低下の2.25%に引き下げた。預金金利は1%に据え置いた。

ポーランドの国内総生産(GDP)は2014年4~6月期に前期比0.6%増となったが、上げ幅は前期の1.1%から大きく縮小。消費者物価も下落し、8月は前年同期比マイナス0.3%となった。NBPは主要貿易相手国であるドイツの景気悪化が同国経済を一層圧迫する懸念があることなどから、大幅な利下げに踏み切った。