2014/10/15

チェコ・スロバキア

チェコ、危険な製品増加中

この記事の要約

チェコで流通する危険な製品の数は8月に通報ベースで欧州連合(EU)第3位となった。7日付の現地英字紙『Financini Noviny』が報じた。チェコを上回ったのはハンガリーとドイツ。数字は欧州の緊急警告システムRAP […]

チェコで流通する危険な製品の数は8月に通報ベースで欧州連合(EU)第3位となった。7日付の現地英字紙『Financini Noviny』が報じた。チェコを上回ったのはハンガリーとドイツ。数字は欧州の緊急警告システムRAPEXに基づく。

2013年にRAPEXに通報された危険な製品の数は12年の3倍に達したが、今年に入ってからも増加は続いている。チェコ流通検査局(Czech Retail Inspection Office)によれば、14年の第2四半期には玩具生産業者の174の事例に対し計100万コルナの制裁金が課され、1,343の玩具の販売が禁止された。昨年の内訳を見ると通報された113件の多くは玩具又は衣類で、化学的なリスクのあるものが65%、呼吸器関連の問題を抱えるものが12%だった。

RAPEXは欧州諸国間の緊急警告システムで、食品、薬品、医療機器を除く消費者向け製品を対象としている。(1CZK=5.00JPY)