2014/10/15

チェコ・スロバキア

チェコの環境投資、99年以降で最高を記録

この記事の要約

チェコ統計局がこのほど発表したところによると、2013年の環境保護関連投資は前年比で5%増加し271億コルナとなった。これは1999年以降の最高額で、社会主義体制下の86年と比べると10倍以上増加している。投資額の66% […]

チェコ統計局がこのほど発表したところによると、2013年の環境保護関連投資は前年比で5%増加し271億コルナとなった。これは1999年以降の最高額で、社会主義体制下の86年と比べると10倍以上増加している。投資額の66%が民間部門、34%が公共部門に対するもので、公共部門における投資は2012年に比べ30億コルナ減少し93億コルナとなった。

投資原資を見ると全体の19%が政府によるもので、民間企業への補助金は昨年の約20億コルナから33億コルナに増加した。外国からの環境投資は公共部門、民間部門合わせて前年並みの30億コルナだった。

対象分野別に見ると、最大の汚水処理分野における投資は94億コルナで昨年比20%減。それ以外の主な分野では、大気汚染・気候変動関連が54%増の64億コルナ、ゴミ処理事業が48%増の47億コルナ、土壌及び水質汚染対策が19%増の30億コルナとそれぞれ2桁の伸びが見られた。

環境関連サービスの販売額は前年並みの416億コルナだった。(1CZK=5.00JPY)