ハンガリーが「医療観光地」としての地位を固めている。ドイツ人やスイス人向けに同国への歯科治療ツアーを手配しているファーストメッド・サービス社の調査として、ハンガリー観光局がこのほど発表した。
ハンガリーで治療を受けることが「非常に重要」と答えた人は34%に上り、2010年の前回調査より12ポイントも増加した。逆に、「ハンガリーでなくてもよい」とした人は15%と8ポイント減少した。
ハンガリーでの治療の魅力の第一は依然として「お金の節約」で、旅費を含めても自国での治療費より40~70%安いという「お得感」が人気を支えている。
また、交通の便が良いこともプラスで、94%が「とても行きやすい」、「行きやすい」ととらえている。
ハンガリー旅行の目的が歯科治療以外にもあった人は前回の43%から今回は50%弱まで増加した。
調査では、「ツアー」に参加したドイツ人とスイス人合わせて1,038人から回答を得た。