2014/11/5

チェコ・スロバキア

チェコPBS、中国旅客機向けマイクロタービンを受注

この記事の要約

チェコのエンジニアリング大手PBSは10月26日、中国の航空機メーカー洪都航空工業集団からマイクロタービンの開発、生産を受注した。PBSは3年をかけて開発し、2020年から部品の納品を開始する予定。契約額は明らかにしてい […]

チェコのエンジニアリング大手PBSは10月26日、中国の航空機メーカー洪都航空工業集団からマイクロタービンの開発、生産を受注した。PBSは3年をかけて開発し、2020年から部品の納品を開始する予定。契約額は明らかにしていない。

PBSが受注したマイクロタービンは洪都航空を通じて、中国の国営旅客機メーカー、中国商用飛機(COMAC)に供給される。COMACが同国初の本格的な商用機として開発中のジェット旅客機C919に搭載し、補助動力装置(APU)としてメインエンジン、操縦室の計器類、空調システムに電力を供給する。

PBSは航空機、自動車、発電装置に使われる精密部品を製造する。13年の売上高は前年比9%増の12億コルナだった。中国企業との取引に積極的で、向こう数年間の受注残高は数十億コルナに達するという。(1CZK=5.05JPY)