2014/11/5

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

セルビア石化大手HIPペトロヘミヤ、設備投資を計画

この記事の要約

セルビアの石油化学大手HIPペトロヘミヤはこのほど、ボイボディナ自治州パンチェボ市にポリプロピレン(PP)生産施設を建設する計画について、市当局と基本合意したと発表した。投資額は1億2,000万ユーロを見込む。施設の生産 […]

セルビアの石油化学大手HIPペトロヘミヤはこのほど、ボイボディナ自治州パンチェボ市にポリプロピレン(PP)生産施設を建設する計画について、市当局と基本合意したと発表した。投資額は1億2,000万ユーロを見込む。施設の生産能力など計画の詳細は明らかにしていない。

同事業はセルビア政府が主導する同社の経営安定化計画の一環。政府は国内同業HIPペトロケミカルと、同社の株主であるロシア石油大手のガスプロムネフチ傘下のNISと共同で必要資金を出資する。

HIPペトロヘミヤは国内に9カ所の拠点を持ち、プロピレン、エチレン、ポリエチレン(HDPE、LDPE)、塩化ビニール、ブタジエン、ブチルメチルエーテル(MTBE)、合成ゴムなどを生産している。2013年は118億ディナール(9,840万ユーロ)の赤字だった。

セルビア政府は同社に55%を出資する筆頭株主。NISも13%を出資している。(1RSD=1.15JPY)