スイス鉄道車両メーカーのスタッドラーはこのほど、ハンガリー東部のソルノク工場の拡張を検討していることを明らかにした。最終決定に当たっては、エジプトなどから大型プロジェクトを受注できるかどうかがカギとなる。
現地経済紙『ヴィーラークガズズダシャーグ』によると、スタッドラーは2016年に15億~20億フォリント(500万~650万ユーロ)を増産に投じる計画だ。すでに、約2ヘクタールの用地取得に向けて、市当局、工業団地運営団体と交渉を開始した。
スタッドラーは2005年にハンガリーへ進出し、投資残高は125億フォリントに上る。昨年は、ソルノク工場における増産と台車開発センター設置に、35億フォリントを投資した。その結果、年産能力は220台から320台へ拡大した。ソルノクのほか、プスタサボルチに保守拠点を置く。(1HUF=0.40JPY)